中国テンセント、捜狐と検索事業統合 440億円出資

2013/9/17付
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【広州=桑原健】中国インターネットサービス大手の騰訊控股(テンセント、広東省)は16日、同国ポータルサイト大手の捜狐(北京市)と検索事業を統合すると発表した。捜狐の検索子会社に4億4800万ドル(約440億円)を出資。捜狐の検索関連技術を自社の交流サイト(SNS)事業に活用する。中国のネット大手の間では利用者を囲い込むためのM&A(合併・買収)が活発になっている。

騰訊は捜狐の検索子会社である捜狗に36.5%出資し、自社の検索事業を捜狗に統合させる。出資比率は近く40%前後に高めることも決めた。騰訊の出資後も捜狗は捜狐の子会社のままという。

捜狗は検索などに使う漢字入力ソフトで国内首位。変換候補の言葉に新語を素早く表示するといった使い勝手の良さが特徴だ。検索サービスのシェアは3位の10.4%(8月、調査会社CNZZまとめ)で、首位である百度の63.2%との差は大きいが、騰訊の3.6%を大幅に上回る。

騰訊はこれらの技術を膨大な利用者を持つSNSに導入し、使い勝手を良くする。捜狐側は騰訊のサービスに技術を提供し、利用データを収集することで、検索関連技術をさらに高める。

騰訊はパソコンと携帯電話の「QQ」で月間利用者8億人超、スマートフォンに特化した「微信」で登録者4億人超といった膨大なSNS利用者を取り込み、オンラインゲームや電子商取引の収入を拡大している。

電子商取引最大手のアリババ集団(浙江省)は騰訊の攻勢に対抗。SNS・ポータルサイト大手の新浪(上海市)のミニブログ運営会社に18%出資し、ミニブログ「新浪微博(ウェイボ)」の利用者がアリババのネット通販サイトを使いやすくするなど連携を強めている。

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