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イタリア新首相にレンツィ氏指名 週内にも政権発足

(更新)

【ジュネーブ=原克彦】イタリアのナポリターノ大統領は17日、辞任したレッタ首相の後任決定に向け、議会最大勢力である中道左派・民主党のレンツィ書記長(党首)と会談した。大統領はレンツィ氏を首相に指名、組閣を要請した。レンツィ氏は他党との連立協議に着手し、早ければ週内にも新政権が発足する見通しだ。

イタリアの内閣は、首相に指名された人物が大統領に閣僚名簿を提出した後の宣誓式で成立する。ただ、10日以内に上院と下院でそれぞれ信任を得なければ実質的な権限を持たない。民主党は単独では政権を樹立できないため、レンツィ氏はレッタ政権で連立を組んだ新中道右派などに協力を求める方針だ。

新中道右派は昨秋、ベルルスコーニ元首相の政党から分離して発足した新党。元首相が連立から離脱した際に与党に残り、レッタ政権を支えた。同党を率いるアルファノ副首相兼内相はレンツィ氏の譲歩がなければ新政権を支持しない意向で、連立協定に盛り込む政策で合意できるかが焦点。閣僚ポストを巡る駆け引きも激しくなりそうだ。

ナポリターノ大統領は14日にレッタ首相が辞任したのを受け、15日まで各政党と次期首相について協議した。ベルルスコーニ元首相の「フォルツァ・イタリア」はレンツィ政権を支持しないと表明。コメディアンのグリッロ氏が率いる「五つ星運動」も野党に徹する意向で、大統領との協議をボイコットした。

フィレンツェ市長でもあるレンツィ氏は39歳と若く、レッタ首相を辞任に追い込むまでは国会での権力闘争とは距離を置いてきた。政界に変革をもたらすとの国民の期待が高く、金融市場でもレンツィ政権の方がイタリア経済の回復や財政再建に必要な構造改革を推し進められるとみる投資家が多い。

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