2019年2月23日(土)

米大統領、プーチン氏に「絶対に認めない」 クリミア住民投票

2014/3/17付
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クリミア自治共和国のアクショーノフ首相が勝利宣言。ロシア国家が斉唱された(16日夜)

クリミア自治共和国のアクショーノフ首相が勝利宣言。ロシア国家が斉唱された(16日夜)

【ワシントン=川合智之、ブリュッセル=御調昌邦】クリミアの住民投票強行を受け、オバマ米大統領は16日、ロシアのプーチン大統領と電話で協議し、「米国と国際社会は絶対に認めない」と述べ、欧州とともに対ロ追加制裁に踏み切ることを警告した。欧州連合(EU)のファンロンパイ大統領とバローゾ欧州委員長も「住民投票は非合法で、結果は認められない」との声明を発表した。

EUは17日の外相理事会でロシア政府関係者へのEU内の資産凍結や渡航禁止などの追加制裁を決定する方針。

オバマ大統領は「住民投票はウクライナ憲法に違反し、ロシアの軍事介入による脅迫のもとで行われた」と指摘した。ロシア大統領府によるとプーチン大統領は「(住民投票は)国際法と国連憲章に完全に合致している」と応じたという。

オバマ大統領は「ウクライナ国境でのロシア軍の大規模演習は緊張を高めている」と述べ、ロシア軍のウクライナからの撤退を要求。一方で、「ロシアとウクライナ国民にお互いに利があるような外交的解決の道が残されている」として、国際監視団の受け入れを求めた。

米ホワイトハウスは16日の声明で「ロシアの軍事介入による暴力と威嚇のもとで実施された選挙結果を国際社会は承認しない。ウクライナの主権と領土保全に賛同するよう国際社会すべてに要請する」と強調した。

EUのファンロンパイ大統領とバローゾ委員長は「ウクライナの主権と領土の統一性に対する理不尽な侵害を強く非難する」と指摘。ロシアに対して、「軍隊を危機前の水準まで減らし、常駐の基地に撤退するように求める」と訴えた。

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