/

インド10年ぶり政権交代 首相に経済改革派・モディ氏

インドで10年ぶり政権交代。首相に経済改革派で親日家としても知られるモディ氏

インドで10年ぶり政権交代。首相に経済改革派で親日家としても知られるモディ氏

【ニューデリー=岩城聡】インド下院(定数545)の総選挙は16日、開票が行われ、最大野党インド人民党(BJP)が過半数の議席を獲得し勝利した。10年ぶりの政権交代で、BJPの首相候補で西部グジャラート州首相のナレンドラ・モディ氏(63)が21日にも新首相に就任するのが確実となった。

「改革」を掲げて支持を訴えたモディ氏は16日、「国民のために身をささげる。旅はいま始まった」と勝利宣言した。BJPは投票前から優勢が伝えられたが、予測を上回る圧勝となった。与党・国民会議派はラフル・ガンジー副総裁を首相候補として戦ったが、大幅に議席を減らす惨敗となった。会議派の幹部は「敗北を謙虚に受け止める」と述べた。

2001年から西部グジャラート州の首相を務めたモディ氏は電力や道路・港湾などインフラ整備を進めるとともに投資手続きの簡素化に取り組み企業の誘致に成功した。その実績をもとに「グジャラート・モデルを全土に広げる」と訴え、支持を広げた。新政権が規制緩和などを通じてビジネス重視の姿勢を強めることに内外の経済関係者が期待を寄せている。

10年間、政権を率いたシン首相は就任当初の高成長を維持できず支持率が低迷。閣僚や自身をめぐる汚職問題も噴出した。国内総生産(GDP)成長率は4%台にまで落ち込み、国民会議派は逆風のなかで選挙戦を戦うことを強いられた。

国民会議派は大票田である農村部に対する補助金政策などを進めたが、支持を広げられなかった。

モディ氏はグジャラート州首相として企業の誘致のために日本にも複数回足を運んでいる。産業界などにも知り合いが多い親日家として知られる。

インドは人口12億人を超える「世界最大の民主主義国家」で、今後急拡大する有望市場として注目されている。貧困削減や社会や経済の近代化が課題となる。

選挙管理委員会によると、16日午後5時(日本時間午後8時半)現在、BJPの獲得議席は279。

初割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

関連キーワード

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン