2019年2月18日(月)

モディ氏 雑用係から州首相に

2014/5/17付
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「私はヒンズー至上主義者」と公言する。インド西部グジャラート州の寒村生まれ。一族は身分階層で最下層に近いカーストに属しているとされる。ヒンズー教への深い信心を支えに、チャイ(紅茶)売りから首相の座に上り詰める。

10代からインド人民党(BJP)の支持母体で、ヒンズー教思想や文化の復興、革新を目指す「民族義勇団(RSS)」に参加。雑用係から次第に頭角を現した。グジャラート大で政治学を学び、1987年にBJP入党。2001年にグジャラート州首相に就いた。

インド自動車大手タタ自動車の工場誘致では、タタ財閥のラタン・タタ会長(当時)の携帯電話に直接メッセージを送り、進出を勝ち取った。今も州政府の担当者には直接指示を出す。

企業の間では「まるで最高経営責任者(CEO)」と高評価だが、党内からは「独裁者」との批判も少なくない。「インド在住のバングラデシュ人をインドから追い出す」と発言し、物議を醸したこともある。

親日家として知られ、07年と12年に来日。日本の経済界とも関係が深く、スズキの鈴木修会長兼社長と親しい。独身とみられていたが、BJPの次期首相候補に立候補した際、既婚と明かした。ただ10代の時に親が決めた結婚で、同居したことはないという。63歳。

(ニューデリー=岩城聡)

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