蒙牛乳業、欧アーラ・フーズと戦略提携 中国の乳牛大手
【上海=菅原透】中国の乳業大手、蒙牛乳業(内モンゴル自治区)は16日、デンマークの同業大手、アーラ・フーズと戦略提携すると発表した。アーラから品質管理技術を導入して質の高い乳製品の生産・販売体制を整える。アーラは発行済み株式数の5.9%を22億香港ドル(約220億円)で取得。蒙牛の中国内の販売網を通じ自社製品の拡販につなげる。
中国では2008年に粉ミルクに有害物質メラミンが混入していることが発覚。中国産乳製品の品質の信頼が失墜した経緯がある。蒙牛は欧州大手で老舗のアーラとの協業を深め、国際水準の品質達成を目指す。