2019年4月26日(金)

バフェット氏、米国株に積極姿勢 GM株取得

2012/5/16付
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米著名投資家ウォーレン・バフェット氏の率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイが、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の株式を新たに取得したことが15日分かった。小売り大手ウォルマート・ストアーズやIT(情報技術)のIBM株も買い増した。欧州不安がくすぶる中、バフェット氏の「米国依存」が鮮明になっている。

バークシャーが同日、米証券取引委員会(SEC)に提出した3月末時点の保有株状況で明らかにした。GM株は1000万株を保有しており、直近の株価で計算すると約2億2000万ドル(約176億円)に相当する。

中国の自動車・電池大手の比亜迪(BYD)の保有実績はあるが、自動車メーカーへの投資は極めて珍しい。北米や中国など主要市場で販売を拡大するGMの企業価値を評価し、投資を始めたとみられる。

バークシャーの株式の保有残高は3月末で約753億ドルと、昨年12月末より約14%増えた。バフェット氏は5月の株主総会で「米国ほどチャンスにあふれた場所はない」と明るい展望を語った。債務問題が深刻になる欧州では金融株などへの投資を見合わせる一方、米国については投資をさらに積極化している格好だ。

1~3月期は米金融機関の「勝ち組」とされるウェルズ・ファーゴの株式も買い増した。一方で業績拡大に陰りが出ている日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)や半導体のインテル株は一部を手放した。米国株に強気の見通しを示しつつ、保有銘柄の見直しに取り組んでいるのがわかる。(ニューヨーク=川上穣)

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