ブラジル各地でW杯反対デモ 一部暴徒化、警官ストも

2014/5/16 10:28
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6月12日に開幕するサッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会に反対するデモが15日、最大都市サンパウロなど各地で行われた。主催者側によると、各地でストライキ中の労働者らも待遇改善を求めてデモに参加し、試合を行う12都市を含む全国約50都市で実施。サンパウロでは一部が暴徒化し、警官隊が催涙弾などを使って鎮圧した。

W杯で日本戦を行う北東部レシフェを州都とするペルナンブコ州では同日、警官がストを実施した。一部では略奪も起き、政府は軍部隊を派遣して治安維持を図った。大会中にも各地の警官がストを行う可能性があり、順調な大会運営が危ぶまれている。

昨年6月には、W杯競技場建設の代わりにインフラや教育、福祉の改善を求め、全国で計100万人以上がデモに参加。政府は対応を約束したが改善は進まず、小規模なデモが続いている。地元メディアによると、15日はサンパウロで1万人以上が行進したほか、他の各都市でも数百人から数千人がデモに参加した。

デモ主催者側は23日にも全国でW杯反対デモの実施を呼び掛けており、開幕が近づくにつれて参加者が増え、混乱が拡大する恐れもありそうだ。(サンパウロ=共同)

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