再生エネ供給、25年までに原子力上回る 英BP見通し

2014/1/16付
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英石油大手BPは15日に発表したエネルギー市場見通しで、2025年までに太陽光などの再生可能エネルギーの供給が原子力を上回るとの予測を示した。非在来型のシェールガスなどの生産も増え、新しいエネルギー源の生産量は全体で年率6%のペースで増加。今後のエネルギー生産の増加分のうち、4割以上を占めるとみている。

太陽光や風力などの再生可能エネルギーは年率6.4%で増えると予測。世界の電力生産に占めるシェアは現在の5%から14%に上がる見通しだ。シェールガスの生産は北米を中心に開発が進み、35年時点では北米が世界の約7割の供給を担うとみている。

一方、原子力発電は中国やインドなどの新興国で増えるものの、米欧で原発が相次いで耐用年数を迎えることもあり、全体では緩やかな伸びにとどまる。再生可能エネにバイオマス(生物資源)を含めると、エネルギー供給で25年に原子力を上回り、35年には水力発電に並ぶという。

世界のエネルギー需要は今後、20年まで年平均2%増のペースで拡大。その後は新興国のエネルギー効率の改善などを受け、年1.2%増と緩やかになると予測する。需要増の大半は中国やインドなどでのエネルギー使用量の拡大によるものとみている。

今回のBPの予測は、昨年11月に国際エネルギー機関(IEA)が発表した予測と比較すると、シェールガスや再生可能エネの生産が増える一方、原子力の影響力が低下している。新たなエネルギー源の開発の重要性を示している。(ロンドン=黄田和宏)

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