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ウクライナ、資源開発で欧米メジャーと協力推進

【モスクワ=金子夏樹】ウクライナは資源開発で、米石油最大手エクソンモービルなど欧米メジャーとの協力を進める。黒海沖の天然ガス田の開発主体としてエクソンが主導する企業連合を選んだ。地中の岩盤層などから産出する「シェールガス」でも、米石油大手シェブロンなどと提携する。エネルギー面でロシアへの依存を低め、ロシアにガス価格の引き下げを求める狙い。

エクソンなどが開発権を得たのは黒海沖の「スキフスキー・ガス田」で、推定ガス埋蔵量は2000億立方メートルを超える。今年から開発に着手し、中期的に年間で約40億立方メートルを生産する計画。投資総額は100億ドル(約7900億円)を超える可能性もある。

エクソンに加え、英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルやルーマニア、ウクライナの資源企業も開発に参加する。ウクライナは外資の技術と資金を導入し、豊富な天然資源があるとされる黒海での資源開発を本格化する。

5月にはシェールガス部門でもシェルとシェブロンと提携し、国内のガス田を開発する方針を打ち出した。ウクライナには約1兆立方メートルのシェールガスがあるとの試算もあり、欧米メジャーは有望な資源国と位置付けている。

ウクライナは国内で消費する天然ガスの7割近くをロシアから輸入しており、ロシア依存から抜け出すことが課題になっている。

ウクライナ国家統計局によると、2012年1~6月期のロシアからのガス輸入量は前年同期比3割減の約120億立方メートル。価格の高いロシア産ガスの購入を減らし、代替燃料の調達を増やしている。ウクライナのアザロフ首相は8日、国内で発電燃料になる石炭の生産を増やす方針を示した。

ウクライナとロシアはガス価格の見直しを巡って議論を続けるが、交渉は難航している。燃料の調達先を多様化し、ロシアとのガス価格引き下げ交渉を有利にする思惑もある。

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