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米衛星放送がスプリント買収提案 ソフトバンクに対抗

2.5兆円での買収提案

(更新)

【ニューヨーク=小川義也】米衛星放送会社のディッシュ・ネットワークは15日、ソフトバンクが買収を決めた米携帯電話3位のスプリント・ネクステルに対抗買収を提案したと発表した。現金と株式を組み合わせた買収総額は255億ドル(約2兆5000億円)。ディッシュは、スプリントの株主が買収時点で受け取る現金はソフトバンクの案を18%上回ると説明している。

ソフトバンクの買収計画は米当局が審査中だが、計画の見直しを迫られる可能性もある。

ディッシュはスプリント株式の100%を取得して合併する方針。ソフトバンクは昨年10月、スプリント株の70%を201億ドルで買収することで合意していた。

スプリントは15日、ディッシュから買収提案を受けたことを認めた上で、「取締役会は提案内容を慎重に検討する」との声明を発表した。

ディッシュの提案では、スプリント株主は1株あたり4.76ドルの現金と約2.24ドル相当のディッシュ株を受け取る。ディッシュによると、スプリントの株主は合併後も32%の支配権を実質的に維持できるという。

ソフトバンクは「スプリント株の買収額は1株あたり7.3ドル」と説明しており、ディッシュの提案には対抗できるとみている。

ディッシュは携帯電話サービスに使える周波数を保有するほか、多くの有料TV加入世帯を顧客に抱えている。スプリントが持つ周波数や加入者と組み合わせることで、370億ドル規模の相乗効果や成長機会が見込めるとしている。

ディッシュのチャールズ・アーゲン会長は15日の電話会見で、「スプリントの株主にとって、我々の提案はソフトバンクの提案より明らかに優れている」と強調。スプリントが完全子会社化を決めた米高速無線会社クリアワイヤへの買収提案と合わせ、実現に意欲を示した。

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