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株価指数先物の夜間取引を開始 香港取引所、4月から

【香港=川瀬憲司】香港取引所は株価指数先物の夜間取引を始める。通常の取引時間終了後に、ハンセン指数の先物などの取引を可能にし、新たな欧米投資家の市場参加を促す。今後は金や為替の先物や、国際化が進む人民元を使った新たな金融商品を対象に加えることも検討。国際的な総合取引所への脱皮を急ぐ構えだ。

このほど証券監督当局の認可を取得。夜間取引は4月8日から始める予定で、当初はハンセン指数先物と、香港で上場する主要な中国本土企業の株式で構成する「H株指数」の先物が対象になる。取引時間は昼間の通常取引終了から45分後の午後5~11時(日本時間同6時~午前0時)。香港の公休や英米の銀行休業日は夜間取引を行わない。

価格が大きく変動するリスクを抑えるため、夜間の取引価格は昼間の取引での終値の上下5%以内に限定。地元の中小証券会社を中心とする根強い反対などを念頭に、夜間取引の実施から6カ月後に運用方法などを再検討する。

香港取引所は夜間取引開始について「欧州や米国の取引時間内で発生したニュースや事象に対するヘッジをかけることができる」と説明。欧米市場の取引時間と重なることから「より多くの欧米投資家をデリバティブ市場に呼び込むことにつながる」と期待する。

同取引所は先物の夜間取引を国際的な総合取引所となるための前提条件とも位置付ける。現在は現物を中心とする香港ドル建ての株式が取引の主体。しかし、近年は人民元国際化の流れに乗り、人民元建ての株式や不動産投資信託(REIT)などの上場を進める一方、昨年末には非鉄金属の取引量で世界最大のロンドン金属取引所(LME)の買収も終えた。

李小加・最高経営責任者(CEO)は「香港は国際金融センターとして発展するための重要な転換点に差し掛かっている」と指摘。取引時間や商品の拡大で国際的な取引所間競争に対応したい考えだ。

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