習近平氏が2週間ぶり姿 中国、最高指導部交代へ大詰め

2012/9/15付
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【北京=大越匡洋】中国の次期最高指導者に内定していながら動静が途絶え、負傷説など様々な臆測を呼んでいた習近平国家副主席が15日、2週間ぶりに公の場に姿を現した。中国国営の新華社が伝えた。次期トップが「健在」を証明したことで、10月に開く共産党大会での最高指導部の刷新に向けた党内の調整は大詰めを迎える。

習氏は15日午前、北京市内の中国農業大学で開いた科学知識の普及に関する行事に出席した。新華社は習氏が食品安全の推進を強調した話などを伝えたが、長期にわたり姿を見せなかった理由には触れていない。

国営中央テレビも同日夜7時(日本時間午後8時)のニュースで、新華社と同じ内容を伝えた。習氏が現場を視察し、参加者らと交流する姿も映像で流した。

習氏の動静を巡っては、9月1日に自らが校長を務める共産党中央党校の行事に出席した後、動静が途絶えていた。5日にクリントン米国務長官ら海外要人との会談を相次いでキャンセルしたことで「異変」が発覚。胡錦濤氏に代わって習氏が党トップの総書記に就く党大会を控え、国内外で負傷説や重病説などの臆測が広がった。

今回、習氏の動静を伝えたのは、習氏の体調や党大会の開催そのものを危ぶむ声を打ち消す狙いがある。21日に広西チワン族自治区南寧で開く中国・東南アジア諸国連合(ASEAN)博覧会が「復活」の場との見方もあったが、前倒しで健在をアピールした格好だ。

習氏の「不在」が終わり、次期最高指導部の人選の最終調整や、党大会の日程の確定が進むとみられる。

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