米カーギル、インドネシア甘味料大手買収 250億円で

2010/12/20付
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【ジャカルタ=野沢康二】米穀物メジャーのカーギルは、甘味料ソルビトール製造で世界屈指のインドネシア企業ソリニ・アグロ・アジア・コルポリンドを買収する。2兆7200億ルピア(約250億円)を投じ、発行済み株式の85%を取得する。人口2億3000万人超という巨大な国内市場を抱え、農業生産の伸びも期待できる同国での事業展開を拡大する。

カーギルは、ソリニの親会社で石油販売などを手掛けるAKRコルポリンドから株式の69%、シンガポールのUOBケイヒエン証券から16%を買い取る。イモの一種であるキャッサバから作るでんぷんと、それを原料にしたソルビトールを生産する計7カ所の工場を傘下に収める。

ソルビトールは歯磨き粉やガムに使う甘味料で、新興国などで今後需要が大きく伸びるとみられる。インドネシア政府は開発が遅れている東部を中心に農業の増産をめざしており、ソリニもでんぷん工場を新設したり、キャッサバ生産用の農地を取得したりするなど事業を拡大していた。

カーギルは、1974年にインドネシアに進出し、ココア、パーム油、砂糖などを手掛けている。AKRはソリニの売却によって食料関連事業から撤退し、石油分野に特化する。

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