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中国卸売物価3.6%下落 消費者物価は1.9%上昇に鈍化

9月、生産低迷で景気減速続く

【北京=大越匡洋】中国国家統計局は15日、9月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比1.9%上昇したと発表した。8月の2.0%から伸びがわずかに鈍った。同時に発表した9月の工業生産者出荷価格(卸売物価)指数は同3.6%低下し、7カ月連続のマイナスとなった。企業の生産活動の低迷が続いており、景気の減速になお歯止めがかかっていない。

品目別にみると、全体の3割を占める食品の上昇率は前年同月比2.5%。8月の3.4%から伸びが縮小した。夏の収穫を受けて生鮮野菜の伸びが11.1%に鈍化。中国の食卓に欠かせない豚肉は昨年の価格高騰の反動で17.6%下落した。食品以外は1.7%の上昇だった。

CPI全体の1~9月平均は前年同期比2.8%の上昇だった。政府の今年の抑制目標である4%前後の上昇率の範囲内に収まっている。

9月の卸売物価指数は依然としてマイナスが続いた。8月(3.5%低下)よりもさらに下落幅が拡大しており、昨夏から続く企業間の取引価格の低下傾向に歯止めがかかっていない。企業の生産活動の鈍化を反映している格好だ。

中国人民銀行の易綱副総裁は14日、都内で開いたセミナー後の質疑応答で、今年通年のCPI上昇率は「2.7%程度」との見通しを示した。短期的なインフレ懸念は大きくないが、不動産価格が再び上昇する兆しをみせるなど、金融政策のかじ取りは難しさを増している。

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