1~3月のユーロ圏GDP年率0.8%増 景気回復弱く
【ブリュッセル=御調昌邦】欧州連合(EU)統計局は15日、ユーロ圏の1~3月期の域内総生産(GDP、速報値)が前期に比べて実質0.2%増(年率は0.8%増)だったと発表した。4四半期連続のプラス成長となったが、景気回復の勢いが依然として弱い状況を裏付けた。
国別ではドイツが前期比で0.8%増となり、成長率が高まった一方、フランスは前期比横ばい。独仏で明暗が鮮明となった。このほかイタリアは0.1%減となり、2期ぶりのマイナス成長。一方、スペインは0.4%増となり、比較的好調な結果となった。