2018年7月18日(水)

韓国大統領「歴史の傷、日本は誠意ある措置を」
「光復節」式典で演説

2013/8/15付
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韓国大統領、安倍政権を批判(テレビ東京)

韓国大統領、安倍政権を批判(テレビ東京)

 【ソウル=小倉健太郎】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は15日、ソウル市内で開いた日本の植民地支配からの解放記念日「光復節」の式典で演説し、日本に「歴史に由来する傷を今なお抱える方の痛みを癒やせるよう責任と誠意ある措置を期待する」と述べた。旧日本軍の従軍慰安婦問題などを巡り、日本に新たな対応を求めたものだ。

 朴大統領は「日本は重要な隣人。大多数の日本国民は韓日両国が北東アジアの平和と繁栄を共に作っていくことを願っていると信じる」と日本の重要性にも言及した。ただ、歴史を巡る最近の状況が「韓日両国の未来を暗くしている」と主張して日本に過去を直視するよう要求。「日本の政治家は勇気あるリーダーシップを見せるべきだ」と述べ、関係改善には日本側の変化が必要だと強調した。

 国を人間の体に例えて「身体の一部を切り離そうとするなら、どんな国、国民も受け入れられない」とも発言。間接的な表現ながら、日本の竹島(韓国名・独島)領有権主張をけん制した。

「光復節」記念式典で演説する韓国の朴槿恵大統領(15日、ソウル)=共同

「光復節」記念式典で演説する韓国の朴槿恵大統領(15日、ソウル)=共同

 日韓関係は2012年8月、当時の李明博(イ・ミョンバク)大統領が竹島に上陸したことをきっかけに悪化した。今年7月には双方の外相や外務次官が相次ぎ会談するなど改善に向けた動きもあるが、安倍晋三首相と朴大統領の初の首脳会談は見通しがたたない異常事態が続く。

 朴大統領は北朝鮮に核放棄を要求。非核化の進行に応じて大規模支援も検討する「朝鮮半島信頼プロセス」を進めると改めて表明した。開城(ケソン)工業団地の再開に向けた14日の合意を契機に「新たな南北関係が始まることを望む」として、まずは朝鮮戦争などで離ればなれになった離散家族が9月にも再開できるよう求めた。

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