2019年6月20日(木)

中国の消費者物価、4.9%上昇 1月、インフレ加速

2011/2/15付
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【北京=高橋哲史】中国国家統計局が15日発表した1月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.9%上昇した。伸び率は2010年12月の4.6%を上回った。干ばつや寒害による食品の値上がりに加え、穀物など国際商品価格の上昇でインフレが加速した。ただ、今回からCPI算出方法を変更して食品の比率を低くしており、伸び率は事前予想を大きく下回った。

1月のCPI上昇率は中国政府が今年の抑制目標に掲げる4%を10年10月から4カ月連続で超えた。ただ、市場の事前予想では5%台半ばが大勢だった。

国家統計局によると、今回のCPIの算出で5年に1度の構成品目の変更を実施。全体の3分の1を占める食品の比率を引き下げた。CPI上昇率が事前予想より低めに出たのは、これが影響したとみられる。

1月のCPI上昇率を品目別にみると、食品が10.3%。北部の干ばつと南部の寒害の影響で生産や輸送が滞り、野菜などが大幅に値上がりした。米国の量的緩和でだぶついた資金の流入や、春節(旧正月)に伴う需要増が食品の値段を押し上げた面も大きい。

非食品は2.6%だった。住宅価格の高騰を背景に家賃が上がっているほか、原材料や賃金など生産コストの上昇もあり一部工業製品の値上がりが目立ち始めている。CPIと同時発表した1月の工業生産者出荷価格(卸売物価)指数は前年同月比6.6%上昇した。市場では中国人民銀行(中央銀行)が利上げを継続するとの観測が根強い。

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