2019年1月21日(月)

英BPとロシア石油大手、北極大陸棚の油田開発で提携

2011/1/15付
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【ロンドン=松崎雄典】英石油大手BPとロシアの石油最大手ロスネフチは14日、北極大陸棚の油田探索・開発を目指し資本・業務提携することで合意したと発表した。BPの開発技術を投入して未開発の大規模油田の生産化を急ぐ。相互の出資まで含む国際石油大手と国営石油会社との戦略的提携は業界として初めてという。

BPのボブ・ダドリー最高経営責任者(CEO)とロシアのプーチン首相がモスクワで14日に会談し最終合意した。

両社は数週間以内に株式を交換し、BPがロスネフチに約9.5%、ロスネフチがBPに5%出資する。資本提携の規模は総額78億ドルとなる。

北極大陸棚のうちロスネフチが権益を所有するロシア西北部の南カラ海の3地域を探索・開発する。広さは12万5千平方キロメートル。英国北部の北海油田と同程度の広さで、同規模の石油産出量が期待できるという。

ロシアに北極技術センターを共同で設立し、BPは深海油田の開発技術や安全、環境面の対応ノウハウを提供する。

BPはロスネフチの株式を現時点で1.2%保有。2006年に北極の油田埋蔵量などの共同調査を始めたほか、サハリンのガス田を共同探索している。ロシア政府は現在ロスネフチの株式75%を保有するが、企業の国家管理の修正や財政赤字の穴埋めのため、15%の売却を模索していた。

BPはメキシコ湾での原油流出事故後にメキシコ湾の権益を丸紅に売却するなど、既存油田の権益売却を進める一方、未開発油田の大きいロシアでは事業拡大を目指している。ダドリーCEOはロシアの合弁会社TNK―BPでCEOを務めた経験がある。

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