米HP、スマホに再参入へ CEOが表明

2012/9/15 10:23
保存
共有
印刷
その他

【シリコンバレー=奥平和行】米IT(情報技術)大手のヒューレット・パッカード(HP)は14日、スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)市場に再参入する方針を明らかにした。2010年にスマホメーカーの米パームを買収して参入したが、販売が低迷し、11年夏に撤退を決めていた。スマホ市場の急拡大を受け、再参入を決めたもようだ。

メグ・ホイットマン最高経営責任者(CEO)が米経済ニュース局「フォックス・ビジネス」に出演し、スマホを「開発している」と言明した。「世界の多くの国でスマホは人びとが最初に手にするコンピューターになっており、当社も最終的には提供せねばならない」と指摘した。

具体的な参入時期などは言及を避けた。HPは10年にパームを買収して同社の「ウェブOS」を引き継いだが、現在は自社での開発を中断している。再参入では、パソコン事業で関係が深い米マイクロソフト(MS)の「ウィンドウズフォン8」を採用するなどの観測が浮上している。

HPはパソコンの世界シェアで首位だが、パソコンはスマホなどとの競合や景気減速の影響で需要が鈍っている。一方、スマホは市場が急拡大し、米調査会社NPDディスプレイサーチによると、16年には世界出荷台数でノート型パソコンを上回る見通しだ。

世界のスマホ市場では韓国サムスン電子と米アップルが激戦を繰り広げ、両社合計の出荷台数シェアが5割近くに達している。一方で、中国の中興通訊(ZTE)など低価格を売り物にするメーカーがシェアを徐々に伸ばしているが、フィンランドのノキアなどの中位メーカーは軒並み苦戦している。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]