2019年7月22日(月)

中国鉄道相解任へ 入札で汚職の疑い

2011/2/14付
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【北京=多部田俊輔】中国の鉄道事業を取り仕切ってきた劉志軍・鉄道相(58)が解任される見通しとなった。中国国営の新華社が14日までに、重大な規律違反があったとして、鉄道省党組書記を解任されたと報じた。香港メディアなどは高速鉄道の車両機器や建設工事などの入札に関する汚職の疑いが浮上したためだと報じている。

中国の鉄道事業は2008年の金融危機以来、高速鉄道の建設を柱に同国経済をけん引してきた。劉鉄道相は19歳で線路補修員として鉄道省に入ったたたき上げ。報道によると、鉄道省幹部の娘と結婚したり、江沢民前国家主席との結びつきを深めたりすることで03年には鉄道相に上り詰め、「中国鉄道業界では親分的存在」(中国企業幹部)となった。

06年に鉄道省幹部の弟が収賄の罪で執行猶予付きの死刑判決を受けたほか、08年には山東省で70人以上が死亡する列車事故が発生。解任の声も上がったが、「胡錦濤国家主席に忠誠を誓ったことで生き延びてきた」(香港メディア)という。

最近は鉄道事業の拡大とともに「尊大さが増した」(鉄道省関係者)との声もあり、胡主席が綱紀粛正の一環として解任を決めたとの見方もある。後任は元鉄道省幹部の盛光祖・税関総署長(61)。鉄道省が13日開いた会議で清廉潔白さの必要性を訴えた。一部メディアは江沢民氏とのつながりが深いと指摘する。

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