米英首脳会談、シリア反体制派へ支援強化で一致

2013/5/14付
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【ワシントン=吉野直也】オバマ米大統領は13日午前(日本時間同日夜)、キャメロン英首相とホワイトハウスで会談した。内戦状態が続くシリアへの対応では、アサド大統領に退陣するよう圧力をかけ、反体制派の支援を強化する方針で一致した。反体制派への武器供与については結論が出なかった。

キャメロン氏は会談後の共同記者会見で「シリア情勢がさらに深刻になる前に緊急の対応が必要だ」と指摘。猛毒サリンガスなど化学兵器の使用をはじめ、アサド政権の反体制派弾圧が続く場合は軍事介入も避けられないとの認識を示唆した。

シリアの後ろ盾となっているロシアも参加して今月末にも開く国際会議にはアサド政権や反体制派を招く方向。この会議の成否がシリア情勢の節目になる公算が大きい。元国務省高官で米ジョンズ・ホプキンス大教授のダニエル・サーワー氏は「アサド政権や反体制派が集う国際会議で調整に失敗すれば、オバマ氏は武力行使か否かの決断を迫られる」と指摘する。

米英首脳会談はオバマ政権の2期目では初めて。6月17、18両日に英領北アイルランドのベルファストで開く主要8カ国(G8)首脳会議(サミット)の議題についても話し合った。6月に交渉入りを予定する米国と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)の加速も確認した。

国際的な税の抜け道を防いで課税を強化する方策などが論点になる見込みだ。英・アイルランド両政府が紛争解決へ握手してから15年。今回のG8では、テロ対策もテーマになる。

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