2019年3月27日(水)

データ定額制、香港で相次ぎ廃止 スマホ普及で

2012/2/14付
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【香港=川瀬憲司】スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)の急速な普及を背景に、香港の携帯電話各社が一定額を払えばデータ通信が使い放題になる「定額制」料金を相次ぎ廃止する。PCCWモバイルが13日、「定額制」での契約の新規受付の即日停止を発表。CSLも同日、年内廃止の方針を公表した。香港では定額制から、使用量に応じて課金する「従量制」への移行が進む見通しだ。

各社とも廃止するのは新規受付のみ。過去に交わした定額制サービスの契約は、期間満了まで尊重される。一方で、他社に先駆けて13日から定額制での新規受付停止を決めていた数碼通(スマートーン)が同日、停止方針を撤回するなどの混乱も起きている。

定額制廃止に向けた事業者の動きは、スマホの爆発的な普及によるデータ通信量の急増とともに、香港の監督当局である香港電訊管理局(OFTA)が同日施行した新たな規制の効果が大きい。

OFTAの新規制では定額制で「無制限」をうたい文句にした事業者は、一切の通信制限を禁じられる。これまで事業者は一部のヘビーユーザーの接続速度を遅らせるといった措置をとることがあった。このような通信制限ができなくなることが、事業者の背中を押した形だ。

スマホの普及で通信網への負荷が過大になる現象は、日本を含めた世界各国・地域の携帯電話事業者にとって共通の経営課題。米国ではAT&Tやベライゾン・ワイヤレスなどが従量制に切り替えており、香港での動きはこれに続く形だ。

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