GE、メディア事業撤退 NBCU株を売却

2013/2/13付
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【ニューヨーク=小川義也】米ゼネラル・エレクトリック(GE)は12日、2011年に経営権を手放した米メディア大手NBCユニバーサル(NBCU)の残りの保有株49%を米CATV最大手コムキャストに167億ドル(約1兆5500億円)で売却すると発表した。売却により、30年近く手がけてきたメディア事業から完全に撤退。エネルギー・インフラを中心とする産業分野に集中する。

GEはニューヨーク市内にあるスタジオやニュージャージー州にあるCNBC本社など、NBCUの関連施設も総額14億ドルで売却する。ジェフ・イメルト会長は声明で、「売却により、13年に株主に還元する現金を約180億ドルと、これまでより大幅に増やせるほか、産業分野への投資を継続できる」と述べた。

GEは自社株買いの予算枠を350億ドルに拡大する一方、売却益の一部を13年に計画するリストラ費用に充て、合理化を加速する。13年通期の業績見通しは変えない。

金融危機後、「製造業回帰」を成長戦略に掲げたGEは09年12月、NBCUの持ち株比率を80%から49%に下げ、コムキャストがNBCUの51%の株式を取得すると発表した。ただ、当局による審査が長引き、実際の手続きは11年にようやく完了。GEは保有する残りの49%の株についても14年以降、時間をかけて売却する方針だった。

コムキャストは映画からTV、テーマパークまで幅広い事業を傘下に持つNBCUを完全子会社化することで、コンテンツ事業を一段と強化する。ブライアン・ロバーツ会長は声明で、「我々はNBCUの将来について楽観しており、将来にわたって株主に価値を生み出したいという思いから、GEの残りの保有株買い取りを決めた」と述べた。

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