中国の対日本貿易1.8%減、日中問題が影 1~9月
9月輸出9.9%増

2012/10/13付
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【北京=大越匡洋】中国税関総署が13日発表した9月の貿易統計によると、輸出は前年同月比9.9%増、輸入が2.4%増となり、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は276億7千万ドル(約2兆1700億円)の黒字だった。貿易黒字は7カ月連続。一方、日本との貿易総額は1~9月に前年同期比1.8%減と低迷。中国経済の減速に加え、日本製品の不買運動が日中の貿易関係に影を落としている。

9月の全体の輸出は1863億5千万ドル、輸入は1586億8千万ドル。輸入は8月の減少から増加に転じたが、なお低水準。一方、輸出は8月の2%台の伸びより高くなり、単月の輸出額としては過去最高という。ただ輸出入ともに20%台の伸びだった2011年のような勢いはない。

1~9月の累計の輸出は前年同期比7.4%増、輸入は同4.8%増。輸出入を合わせた貿易総額の伸びは6.2%増で、今年の政府目標である「10%前後の増加」の実現は困難な情勢だ。

主要地域別の貿易状況をみると、最大の貿易相手である欧州経済の不振が足を引っ張っている。1~9月の欧州との貿易総額は前年同期比2.7%減に落ち込んだ。

米国との貿易は9.1%増、東南アジア諸国連合(ASEAN)は8.1%増と高い伸びだった。中国政府は9月に輸出に伴う税金の還付の拡充など輸出てこ入れ策をまとめており、景気が比較的堅調な米国、東南アジア向けの輸出が増えているもようだ。

一方、日本との貿易は1~9月累計で前年同期比1.8%減。1~8月の1.4%減よりも減少幅が拡大した。9月は大規模な反日デモから日本製品の不買運動も広がり、新車販売の減少した自動車関連の日本からの部素材の輸入などが落ち込んでいるもようだ。

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