2018年7月21日(土)

中国首相「一部デフォルト避けられない」  影の銀行巡り
全人代閉幕

2014/3/13付
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 【北京=森安健】中国の李克強首相は13日に記者会見し、「影の銀行」のデフォルト(債務不履行)問題について「個別ケースで避けられないものはある」と指摘。同時に金融機関の連鎖破綻などの金融システムリスクを回避するため監督を強化する考えを強調した。全国人民代表大会(全人代、国会に相当)は同日、2014年の成長率目標を3年連続で7.5%に維持した政府活動報告などを承認して閉幕した。

全人代が閉幕し、記者会見する中国の李克強首相(13日、北京の人民大会堂=共同

 中国では7日、太陽光パネル大手が社債市場で初めて利払いを履行できなかった。

 李首相は「もちろん私としては(デフォルトは)見たくない」としつつも「いち早く処理し、金融危機を防ぐ必要がある」と述べた。

 習近平指導部が進める反腐敗運動には「腐敗は人民政府の天敵であり、たゆまず取り組む」と指摘した。汚職が疑われている周永康・元共産党政治局常務委員(元序列9位)への言及が注目されたが「中国は法治国家である。誰でも法律の前で平等である」と述べるにとどまった。

 閉幕後の李首相の記者会見は、記者が首相に質問できる年に一度の機会。

 全人代は年に一度開かれ、約3千人の代表が全国から首都・北京に集まり政治、経済、社会について議論。初日の5日には李首相が今年の重点分野を盛り込んだ政府活動報告を公表。最終日の13日にこの活動報告を承認したほか、4年連続2ケタ増となる8082億元(約13兆5000億円)の国防予算(中央政府分)など政府予算も了承した。

 全人代期間中に中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は預金金利の自由化について個人的見解として「1、2年で実現できる」と述べており、首相がどのように言及するかも焦点になる。

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