米株、歴史的な乱高下 週間では1.5%安

2011/8/13付
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 【ニューヨーク=川上穣】米国債の初の格下げや欧州の信用不安で大荒れになった米株式市場が1週間の取引を終えた。12日のダウ工業株30種平均は続伸したものの、週間では1.5%安と3週連続で下落した。ダウ平均は11日まで4日連続で終値の騰落幅が400ドルを超え、115年のダウ平均の歴史で初めての記録を付けた。世界市場の動揺から日経平均株価も週間で3.6%下落。リスク回避に動くマネーは、金先物や米国債など相対的に安全な資産に流れ込んだ。

 ダウ平均の12日終値は前日比125ドル71セント(1.1%)高の1万1269ドル02セント。7月の米小売売上高が2カ月連続で前月を上回り、米景気の先行きへの過度な悲観がやや和らいだ。

 フランスなど欧州連合(EU)加盟4カ国が金融株の空売り規制を打ち出し、欧州株が上昇したのも相場を下支えした。ダウ平均が2営業日連続で上がるのは、7月6~7日以来約1カ月ぶりになる。

 1週間を振り返ると、「ウォール街の長い歴史の中で最も乱高下した週の一つ」(米銀大手ウェルズ・ファーゴ)となった。米国債の格下げを受け、ダウ平均は週初に634ドル安と史上6番目の下げ幅を記録。翌9日になると米連邦準備理事会(FRB)が超低金利政策を「2013年半ばまで継続する」と表明したのを好感し、429ドル高と一気に切り返した。

 その後もフランス国債の格下げ懸念などの材料が相次ぐ。上昇と下落を繰り返しながら、相場は乱高下を続けた。損失が拡大するのを恐れ、個人投資家が持ち株を処分するなど市場は動揺した。

 株式相場の混乱を嫌い、実物の裏付けがある金が資金の逃避先として買われた。ニューヨーク市場の金先物は10日、史上初めて1トロイオンス1800ドルを突破。1700ドル台に乗ってわずか2日後という異例の上昇ペースだった。週末にかけて利益確定の売りが出たが、相場の基調の強さを指摘する声が多い。

 一方、ニューヨークの原油先物は一時急落した。指標原油は9日、一時1バレル75ドル台と約11カ月ぶりの安値を付けた。その後、値ごろ感から買いが入り85ドル台まで戻した。

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