モンテネグロとのEU加盟交渉開始を勧告 欧州委

2011/10/13付
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 【ブリュッセル=瀬能繁】欧州連合(EU)の欧州委員会は12日、EU加盟候補国のモンテネグロとの加盟交渉開始をEU加盟国に勧告した。2009年12月に加盟申請したセルビアは加盟候補国として認定するものの、交渉を開始するにはコソボとの和平などで「一段の前進が必要」との条件をつけた。

 実際にEU加盟交渉を開始したり、加盟候補国としての認定を受けたりするには加盟27カ国の了承が必要。ただ、欧州委員会はEU拡大を継続するために加盟候補国などの経済改革を促す方針は変わらず、フューレ欧州委員(拡大担当)はEU拡大が「より安定し、繁栄した欧州をつくる」としている。

 両国は旧ユーゴスラビアの一部。モンテネグロは10年12月に加盟候補国の地位を得たものの、交渉開始の時期は決まっていなかった。政治・経済改革が着実に進展したことを欧州委は評価、交渉開始にお墨付きを与えた。

 一方、セルビアについてはボスニア・ヘルツェゴビナ内戦時の大物戦犯ムラディッチ被告らを拘束したことを評価した。ただ、08年にセルビアから一方的に独立を宣言したコソボとの関係改善はなお曲折を経ており、加盟交渉開始にはなおセルビア・コソボ間の政治対話の進展が不可欠としている。

 このほか、旧ユーゴのクロアチアは13年のEU加盟が決まっている。候補国のアイスランドは10年7月以降の加盟交渉が順調に進展しているものの、トルコは隣国のキプロスとの関係改善が進まず「前進はなかった」と結論づけた。

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