2019年2月21日(木)

ノーベル平和賞に「EU」 欧州の調和に貢献

2012/10/12付
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【ロンドン=上杉素直】ノルウェーのノーベル賞委員会は12日、2012年のノーベル平和賞を欧州連合(EU)に授与すると発表した。委員会は「欧州の平和と調和、民主主義と人権の向上に60年以上にわたって貢献した」と授賞理由を説明した。第2次大戦後の欧州統合という偉業をたたえると同時に、債務危機に揺れる欧州各国の結束を促した。

EUの源流はフランスや西ドイツ(現ドイツ)など6カ国が1952年に発足させた欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)にさかのぼる。67年創設の欧州共同体(EC)を経て、93年にEUが発足した。99年には独仏などの中核国が国境を越えて共通通貨ユーロを導入し、02年からユーロの流通が始まった。現在の加盟国は27カ国に達する。

ノーベル賞委員会は「ドイツとフランスの戦争など、今日では考えられない。歴史的な敵が親密な仲間になった」と長年の取り組みをたたえた。

ノーベル平和賞が組織に与えられるのは、国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」がアル・ゴア米元副大統領と受賞した07年以来。授賞式は12月10日にオスロ市庁舎で行われ、賞金800万スウェーデン・クローナ(約9500万円)が贈られる。

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