中国国有の不良債権処理会社、香港取引所に上場
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【香港=川瀬憲司】中国国有の大手不良債権処理会社、中国信達資産管理が12日、香港取引所に株式を上場した。中国で不良債権の増加が見込まれるなか、収益拡大への期待感から買いが先行した。もっとも、上場後も中国政府が発行済み株式の大半を握り、設立当初に引き継いだ不良債権を上場前に分離するなど、上場は過去の不良債権処理の完了を意味しない。
初値は4.40香港ドル(約58円)と公開価格を23%上回り、終値も...
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