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TPP、13年末妥結の目標確認 会合閉幕で11カ国

(更新)

【オークランド=柳迫勇人】ニュージーランドのオークランドで開いていた環太平洋経済連携協定(TPP)の第15回拡大交渉会合が12日、10日間の日程を終えて閉幕した。今回初参加のカナダとメキシコを含む交渉参加国11カ国は2013年中の交渉妥結をめざす方針を確認した。交渉参加を検討中の日本にとって残された時間は少ない。

TPPは域内関税の完全撤廃を原則に掲げ、貿易・投資や知的財産権の保護などの共通ルールづくりをめざしている。TPP拡大交渉に参加する11カ国の国内総生産(GDP)は合計約21兆ドル(約1730兆円)で世界の約3割を占める。

11カ国の首席交渉官が閉幕後に共同で記者会見。ニュージーランドのデビッド・ウオーカー首席交渉官は「(交渉を)13年のうちに終わらせたい」との共同声明を読み上げた。TPPを巡ってはオバマ米大統領ら一部の交渉参加国の首脳が先月、来年の妥結をめざす方針を表明していた。今回の会合で11カ国の正式な目標に掲げた。

会見では各国が今会合でカナダとメキシコが交渉に「円滑に溶け込めた」と強調した。来年の妥結に向け様々な分野の協議が着実に進展したとも述べた。一方で、農業分野を巡る関税撤廃や、医薬品の知財保護の強化、投資家と国家の紛争解決(ISDS)条項などでの隔たりも浮き彫りになった。

11カ国は次回16回目の拡大交渉会合を来年3月4~13日にシンガポールで開く。

米国の報道などによると、来年10月にもインドネシアで開くアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会合が来年中の妥結に向けたヤマ場になる可能性がある。ギラード豪首相も豪メディアに対し来年10月に合意をめざす考えを示している。

日本ではTPP拡大交渉への参加の是非が16日の衆院選の争点の一つになっている。日本の交渉参加を巡る日本経済新聞の質問に対し、ウオーカー首席交渉官は日本を名指しするのを避けつつ、交渉の勢いをそがない国なら新規参加を歓迎すると強調した。

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