水産業者ら、日本食品の安全性訴え 米ボストンで
【ボストン=共同】東日本大震災から1年を迎えた11日、米マサチューセッツ州ボストンで北米最大の水産物ショー「国際ボストンシーフードショー」が開かれ、農林水産省が日本館を設置、日本国内の水産業者が参加して日本の食品の安全性を訴えた。
参加したのは、イカの塩辛などを販売する「ヤマヨ」(青森県)や冷凍ホタテを販売する「丸水札幌中央水産」(札幌市)など。各社は健康を意識した食品など最新の加工品を出展。多くの来場者が関心を示していた。
参加したヤマヨの田面木努さんは「日本食品の評価は上々。安全面でも理解してもらっていると思う」と話した。
農水省や米食品医薬品局(FDA)の幹部も日本の水産物の安全性などについて講演。水産庁の森下丈二参事官は「(放射性物質汚染の恐れがないかなどの)チェックも万全にしている。安心して日本製の食品を食べてほしい」と訴えた。