2018年1月21日(日)

「ジョブズ氏追悼ロゴ」に盗作疑惑
香港の大学生がデザイン

2011/10/11付
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 【香港=川瀬憲司】香港の現役大学生がデザインし、世界中で話題を呼んだスティーブ・ジョブズ氏の「追悼ロゴ」に“盗作”の疑いが出ている。英国人デザイナーが5月に創作し発表していた図柄と酷似していると指摘。大学生側は類似性は認めているものの、それを発見したのは自らが着想した後と主張、謝罪を拒んでいる。

 問題の作品は米アップルのロゴマークの右上にあるくぼみの部分に、5日死去したジョブズ氏の横顔のシルエットをはめ込んだデザイン。ジョブズ氏がアップルの最高経営責任者(CEO)を辞任したことに触発されて創作したという香港理工大学2年生、麦朗(ジョナサン・マック)さんが8月にネット上で公開。ジョブズ氏死去とともに全世界で「追悼ロゴ」として評判になっていた。

 しかし、「RAID71」を名乗る英国人、クリス・ソーンリー氏の代理人がこのほど「盗作」と主張。ソーンリー氏をデザインの本当の創作者と認めるとともに、現在がん治療中の同氏を支えるため、チャリティーサイトを通じた作品の購入も呼び掛けている。

 一方、麦氏はソーンリー氏のデザインについて「実際に同じアイデアを含んでいる」と認めているが「アイデアを得た後にグーグルで検索して見た」と主張。このため「ソーンリー氏の創作を“盗作”したとすることについては謝罪しない」と強調している。ただし、闘病中のソーンリー氏のチャリティーサイトへの支持を呼び掛けている。

 両者のデザインはよく似ているが、麦氏がリンゴの色を白にしているのに対し、ソーンリー氏は黒。麦氏はジョブズ氏をややうつむき加減に描くなど、シルエットの細部に違いがみられる。

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