2019年2月20日(水)

中国の成長「高速から中高速」に 李首相が講演
国有企業など構造改革

2013/9/11 22:11
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【大連=森安健】中国の李克強首相は11日、遼寧省大連で演説し、「中国の経済成長は高速から中高速に変わった」との認識を示した。そのうえで、安定成長を目指して国有企業改革などの構造改革を進めていくと表明。人民元の資本取引の自由化を段階的に進める考えも改めて示した。

世界経済フォーラム主催の夏季ダボス会議の開幕式で基調講演した。今後の経済改革の方向性を定める11月の共産党中央委員会第3回全体会議(3中全会)を前に、政策の重点分野を提示した。

李首相は、30年以上続いた高速成長の時代は終わったとの認識を示したうえで、「7.5%前後の成長は過去の2ケタ近い成長と比べればやや遅いが、世界的に見れば高い」と語り、直近の7%台での安定成長を維持する姿勢を示した。「これだけ大きな経済が長期にわたり中高速成長を持続するのは容易ではないが、実現すれば世界に貢献する」と強調した。

国際社会に中国のハードランディングを懸念する声があると認めたうえで「中国経済はモデル転換の重要な段階にある。長期にわたり持続的な発展をするに十分な条件が整っている」と自信を示した。

李首相は「赤字を拡大せず、行政支出を圧縮する」と表明し、短期的な景気刺激策は採用しない考えを明らかにした。

また、構造改革の一環として、これまで国有企業が独占してきた石油、金融、通信などの分野に民間資金を引き入れ、市場の力を活用すると強調した。中国石油天然気集団(CNPC)の汚職摘発に続き、巨大な既得権益を持つ国有企業の改革を推進する姿勢を見せた。

金融政策に関しては「金利と為替の市場化を進め、人民元の資本取引の自由化を段階的に促進したい」と語った。

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