米航空局、副操縦士の要件厳格化 飛行経験増やす

2013/7/11付
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【ワシントン=中山真】米連邦航空局(FAA)は10日、米国の旅客機や貨物機の副操縦士となる要件を大幅に厳しくすると発表した。実際に飛行しながら操縦する時間を現行の250時間から1500時間に増やすことが柱。6日にサンフランシスコで起きた韓国アシアナ航空機の事故でも習熟が足りない副操縦士が操縦していたことが判明し、経験不足による事故を防止する。

FAAの新規制によると、副操縦士になるための飛行時間の要件を厳格にすることに加え、FAAが新たに認定した操縦訓練を受けることも盛り込んだ。機長になるためにも副操縦士などとして旅客機などで1000時間以上の飛行経験を積んでいる要件を加えた。7月中にも施行する。

今回の厳しい要件は、2009年2月にニューヨーク州で50人の犠牲者を出した、ボンバルディア機墜落事故を受けた安全対策強化の一環。FAAは6日のアシアナ航空機の事故とは直接の関係はないと説明している。米国の航空会社に適用される新たな規制はアシアナ航空など海外の航空会社には適用されない。

09年のボンバルディア機の墜落事故は航空機の失速警報が鳴ったにもかかわらず、操縦士が適切な対応をしなかったことが問題視された。今回のアシアナ航空機も機体の失速が着陸失敗の原因とされている。アシアナ航空機の着陸時に操縦していた副操縦士はボーイング「777」の操縦経験が浅かったことが判明している。

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