2019年3月23日(土)

アルゼンチン外相「英が南大西洋軍事化」 国連事務総長と会談

2012/2/11付
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【サンパウロ=檀上誠】アルゼンチンのティメルマン外相は10日、ニューヨークの国連本部で潘基文(バン・キムン)事務総長と会談し、英国とアルゼンチンが領有権を巡り対立しているフォークランド諸島(スペイン語名マルビナス)や周辺の南大西洋で「英国が原子力潜水艦を派遣するなど軍事化を進めている」と訴えた。アルゼンチンは安全保障理事会で問題を取り上げるよう求めている。

潘事務総長は「双方の言葉の応酬が激しくなっている」と懸念を示した。同諸島周辺では新たに原油の埋蔵が確認され、アルゼンチン側が英国企業の探査に反発。「両国の対話を求めた過去の国連決議に応じていない」と非難している。

英国は住民の意向に基づき「領有に疑いは無い」と主張。英軍は今月に入り王位継承第2位のウィリアム王子を軍の任務の一環として派遣している。一方、北米・中南米で構成する国際機関、米州機構(OAS)のインスルサ事務総長は10日「英国が緊張を高めている」として英国に自制を求める声明を発表した。

アルゼンチンは軍事政権下の1982年に英国が実効支配する同諸島を急襲。今年は双方で約千人が犠牲になった同紛争から30周年に当たる。

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