2019年2月17日(日)

韓国大統領が竹島上陸 日本、大使を事実上の召還

2012/8/10付
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【ソウル=島谷英明】韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は10日、日韓双方が領有権を主張する竹島(韓国名・独島)を空路で訪問した。韓国大統領の竹島訪問は初めて。竹島は韓国の領土であると内外に誇示し実効支配を強める狙い。旧日本軍の従軍慰安婦問題を巡り対立する日本への強硬姿勢を鮮明にした。日本政府は同日、抗議の意思を示すため武藤正敏駐韓大使を一時帰国させた。

青瓦台(大統領府)や韓国同行取材団によると李大統領は10日午前9時半にソウル郊外のソウル空港を専用機で出発。日本海沿いの江陵(カンルン)でヘリに乗り換え、まず竹島に近い鬱陵島(ウルルンド)を訪れた。同島では島民らと懇談して昼食を取り、午後1時25分にヘリで出発。午後2時ごろ竹島に到着した。

竹島には約1時間10分滞在。警備担当者から同島の現況について報告を受けた李大統領は「独島は間違いなくわが国領土で、命を懸けて守らねばならない価値がある」「警備を徹底し環境も守らねばならない」などと力説した。

青瓦台は李大統領の訪問の目的について「環境保護のための視察」と説明。環境相と文化体育観光相が同行した。

日本政府の決定にもとづき一時帰国の途に就いた武藤大使は10日夜、金浦空港で記者団の質問に答え「(李大統領が竹島を訪問すれば)非常に重大なことになる」と韓国政府に中止を求めたが、返答はなかったと強調。「私もいろいろ努力したが、力が至らなかった」と語った。

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