2019年2月20日(水)

天皇謝罪要求「誤解されている」 韓国大統領が釈明

2012/9/10 20:07
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【ソウル=内山清行】韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が日韓関係に詳しい韓国人有識者らを青瓦台(大統領府)に招いた席で、天皇陛下訪韓に際して謝罪を求めた自らの発言の趣旨について「誤解されて伝わっている」などと釈明していたことが分かった。会合は5日朝、悪化する日韓関係の打開策を模索する狙いで開かれたという。

出席者の一人が明らかにした。天皇陛下に関する発言について大統領は「侮辱したり、無理な要求をしたりする意図ではなかった」と説明。「日本の首相は歴史問題で何度も謝罪するが、交代すると発言が変わる。日本で大きな存在感のある日王(天皇)の誠意ある言葉があれば、問題の解決に役立つ」と語った。

島根県の竹島(韓国名・独島)問題については「日本が厳しい態度をとってきても、品格を持って対応したい」などと述べた。日本側の言動に一つ一つ、感情的に対応しないのが得策との考えで一致したという。

竹島上陸の原因となった従軍慰安婦問題に関しては、請求権問題は1965年の国交正常化時に解決済みとする日本の姿勢を改めて批判。「法的な側面に執着せず、韓国民を感動させるようなやり方をとる必要がある」と強調した。

大統領の竹島上陸で冷え込んだ日韓関係は最近、韓国側に「これ以上の関係悪化は好ましくない」という空気が強まっている。特に大統領の「天皇発言」については、日本側の強い反発を招いたとして放置すべきでないとの意見があった。大統領と有識者の会合や「釈明」もそうした判断が背景にあるとみられる。

韓国政府が竹島周辺で実施した防衛訓練では、日本側が特に反発する海兵隊の上陸訓練を見送るなどの動きも出てきた。ただ、大統領は慰安婦問題などについて従来の立場を変えたわけではなく、日本政府関係者は「肯定的な動きではあるが、どんどん関係が改善するという段階ではない」と見ている。

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