中国、日本からの輸入15%減 11月

2012/12/10付
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【北京=大越匡洋】中国税関総署が10日発表した11月の貿易統計によると、日本からの輸入額が前年同月比15.1%減と、前月(10.2%減)から減少幅が拡大した。前年割れは4カ月連続。日本への輸出も同3.8%減と3カ月ぶりにマイナスになった。中国経済の減速ペースは緩みつつあるが、日中間は沖縄県・尖閣諸島を巡る関係悪化が響き貿易が縮小している。

11月の日中間の輸出と輸入を合わせた貿易総額は274億3千万ドル(約2兆2500億円)で、前年同月比9.8%減となった。1~11月累計の貿易総額は前年同期比2.9%減と、1~10月の2.1%減よりマイナス幅が拡大した。

中国全体の貿易も鈍い。11月の輸出は全体で前年同月比2.9%増の1793億8千万ドル、輸入は前年同月と伸び率が横ばいで1597億5千万ドル。輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は196億3千万ドルの黒字。

1~11月累計の全体の輸出は前年同期比7.3%増、輸入は同4.1%増。貿易総額の伸びは5.8%増にとどまり、今年の政府目標である「10%前後の増加」は実現がほぼ不可能となった。

主要地域別の貿易状況をみると、最大の貿易相手である欧州経済の不振が足を引っ張っている。1~11月の欧州との貿易総額は前年同期比4.1%減に落ち込んでいる。

米国との貿易は8.2%増、東南アジア諸国連合(ASEAN)は9.3%増と高い伸びを保った。景気が比較的堅調な米国、アジア向けの輸出が全体を支えている形だが、日本との貿易縮小は中国経済そのものに悪影響を及ぼす恐れがある。

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