2019年2月19日(火)

金正恩体制が強固に 北朝鮮、代議員に初選出

2014/3/10付
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【ソウル=加藤宏一】朝鮮中央通信によると、北朝鮮の中央選挙委員会は10日、前日に実施された最高人民会議の代議員選挙で、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が選出されたと明らかにした。賛成率は100%という。今回の選挙で、張成沢(チャン・ソンテク)氏処刑に伴う権力再編が鮮明になり、正恩氏の基盤がさらに強固になる見通し。また、選挙に伴い、正恩氏の妹とみられるキム・ヨジョン氏の報道が初めて確認された。

代議員選挙は、北朝鮮が正恩体制に移行してから初めて。正恩氏が代議員として選ばれるのも初めてとなる。正恩氏は、候補者として登録した「第111号白頭山選挙区」で選出された。新しい代議員の名簿は10日夜の時点で発表されていないが、正恩氏に近い幹部の選出が予想され、世代交代も進むとみられる。

代議員選挙は、選挙区ごとに候補者1人を選出し、事実上の信任投票になっている。任期は5年で今回が13期目。4月上旬までに第1回会議が開かれ、正恩氏が国防第1委員長に再任される見通し。

ほかの主要ポストも決まるが、世宗研究所の鄭成長(チョン・ソンジャン)首席研究委員は「(常任委員長を務める)金永南(キム・ヨンナム)氏ら長老が第一線を退く可能性もある」とみる。

また、今回の選挙に関連し、朝鮮中央テレビは9日、正恩氏の妹とみられるヨジョン氏の動静を初めて伝えた。ヨジョン氏が、正恩氏や朝鮮人民軍総政治局長の崔竜海(チェ・リョンヘ)氏らの後に続き、投票所に向かう写真を公開した。

同テレビは、ヨジョン氏を「党中央委員会責任幹部」と伝え、朝鮮労働党の金京玉(キム・ギョンオク)第1副部長らと並んで名前を呼んだことから、副部長級の立場にあると推測される。韓国統一省によると、ヨジョン氏は1987年生まれ。今後、表舞台での本格的な活動も予想される。

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