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中国株、外国人に解禁 上海―香港で売買取り次ぎ

【香港=粟井康夫】中国と香港の証券監督当局は10日、今秋をめどに上海と香港の証券取引所の間で中国株の売買の注文を相互に取り次げるようにすると発表した。海外から中国株への投資と、中国本土から香港株への投資について、一部の制限を残しながら個人投資家の参加に道を開く。資本取引の規制を緩め、中国市場の厚みを増すことを狙う。

投機マネーの流入を避けることを目的に、海外から中国本土の主力企業に対する投資には厳しい規制がかけられている。今回の措置により香港市場を経由して、日本も含めた海外投資家は株取引をしやすくなる。当初は1日あたりの取引額など上限を設けるが、中国当局は売買の状況をみて自由度を高める構えだ。

中国の李克強首相は10日の講演で「香港と上海の株式市場の取引の相互乗り入れを確立する」と明言した。両取引所は6カ月間の準備期間を経てシステムをつなぐ。地元の証券会社を通じて海外の投資家が上海市場の主力株に出す注文と、中国本土の投資家が香港株に出す注文を互いに取り次げるようにする。

当面は上海総合指数やハンセン指数など主要指数をつくる銘柄のほか、両取引所に重複して上場する銘柄を対象にする。

香港を経由した投資は日本を含めた域外の法人や個人投資家も利用できるようになる。中国から香港株への投資は機関投資家に加え、50万元(約800万円)以上の資産を金融口座に持つ個人投資家にも新たに認める。

習近平指導部は人民元の国際化を進め、上海と香港を国際金融センターに育てる方針を掲げている。海外からの資本の受け入れを広げることで、非効率な経営が目立つ国有企業の改革を促す狙いもうかがえる。

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