中国の対日輸入額10.2%減 10月、マイナス幅拡大
3カ月連続前年割れ

2012/11/10 13:25
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【北京=桑原健】中国税関総署が10日発表した貿易統計によると、日本からの輸入額は10月は139億4000万ドル(約1兆1000億円)と前年同月比で10.2%減った。3カ月連続の前年割れで、減少幅は9月(9.6%減)より拡大した。中国景気の減速に加え、日中関係の悪化に伴う日本製品の買い控えが響いたとみられる。

中国の輸出は、全体では11.6%増の1755億7000万ドル、輸入は2.4%増の1435億8000万ドルだった。輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は319億9000万ドルの黒字となった。

日本からの輸入が落ち込み、1~10月の日中貿易総額は前年同期比2.1%減と1~9月よりマイナス幅が広がった。中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)や米国の貿易額は9%台の伸びが続いている。対日貿易は債務危機に直面する欧州連合(EU)との貿易と同様に低迷している。

沖縄県の尖閣諸島をめぐる激しい反日デモや暴動などを受け、中国では日本車の新車販売台数が大幅に減少。小売りでは「日本製の日用品や食品の販売額は前年に比べて3~5割減っている」(日系の流通関係者)。

また中国から日本への輸出は1.1%増の127億8000万ドルとなった。9月に比べて伸び率が1.1ポイント低下した。

中国の輸出全体の伸び率は4カ月ぶりに2ケタ台になった。欧州向けの輸出は減少したが、東南アジア向けなどが好調だった。1~10月の中国全体の貿易総額は前年同期比で6.3%増えた。

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