2019年5月20日(月)

米HP、独自OS展開 PCからスマートフォンまで
マルチタスク対応のタブレット投入

2011/2/10付
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【シリコンバレー=奥平和行】IT(情報技術)大手の米ヒューレット・パッカード(HP)は9日、独自開発した基本ソフト(OS)を搭載したパソコンを今年後半に発売することを明らかにした。高機能携帯電話(スマートフォン)や「タブレット」と呼ばれる多機能携帯端末にも同じOSを採用する。パソコン世界最大手のHPが独自OSの展開に乗り出すことで、OSを巡る競争が激化しそうだ。

昨年7月に買収した米パームの「ウェブOS」をパソコンなどのIT(情報技術)機器やプリンターに幅広く搭載する。9日に米サンフランシスコ市で開いた説明会でHPのトッド・ブラッドリー上席副社長は「当社は毎秒2台のペースでパソコンとプリンターを売っており、ウェブOSを搭載した製品の販売が年間1億台を超えることは容易に想定できる」と話した。

HPは同日、ウェブOSを搭載したスマートフォン2機種とタブレット1機種を今夏までに米国で発売することも発表した。

タブレットの商品名は「タッチパッド」でウェブOSを搭載した初めてのタブレットになる。9.7型のタッチパネル式液晶画面を搭載、複数のソフトを同時に動かせる「マルチタスキング」の機能を強化した。さらにスマートフォンに届いた簡易メールをタブレットの大きな画面で確認・返信できるなど、複数の機器を組み合わせて使う際の利便性に配慮した。

米調査会社のガートナーによると、HPの2010年のパソコン世界出荷台数は前年比7%増の6276万台となり、シェアは17.9%の首位だった。パソコン用OSでは米マイクロソフトが圧倒的なシェアを握っている。HPは業界最多のパソコン販売台数とパソコンからスマートフォンまで単一のOSで操作できる利便性を武器に、"ガリバー"に挑む形になる。

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