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欧米食品大手がコーヒー事業統合 年間売上7000億円規模に

米食品大手モンデリーズ・インターナショナルは、傘下のコーヒー事業をオランダの同業大手DEマスター・ブレンダーズ1753と統合すると発表した。2015年中の手続き完了を目指す。業界2、3位の統合により新会社はコーヒーの販売量で世界トップ、売上高では世界2位となる見通し。規模拡大や合理化でトップのネスレ(スイス)を追撃する。

新会社「ジェイコブズ・ダウ・エグバーツ(JDE)」は年間売上高70億ドル(約7070億円)を見込む。本社はオランダに置く。

モンデリーズは米食品大手クラフト・フーズの北米外事業、マスターは米サラ・リー傘下のコーヒー事業が分離独立したもの。マスターは昨年、独投資家グループが買収し株式を非公開化した。モンデリーズは傘下に「ジェイコブズ」「カルテ・ノワール」、マスターは「ダウ・エグバーツ」などネスレと競合するブランドを複数抱える。

コーヒーは新興市場での消費拡大に加え、欧米でも個別抽出タイプなどの需要が好調。調査会社ユーロモニター・インターナショナルによると、13年の市場規模は約810億ドルで、前年比5%伸びている。

モンデリーズは中国、マスターはブラジルやオーストラリア市場で先行しており、地域の補完効果が大きい。JDEの販売量ベースの世界市場シェア(約15%)はネスレ(約12%)を抜いて世界最大となる見通し。

モンデリーズのアイリーン・ローゼンフェルド最高経営責任者は「大きなシェアを維持することでコーヒー事業の成長から恩恵を受けることができる」と説明した。

モンデリーズにとってコーヒーは菓子・スナックに並ぶ主力。だが、競争激化やコーヒー豆価格の変動の影響で「ここ数年は収益が不安定化してきた」(ムーディーズのアナリスト、ブライアン・ウェディントン氏)。コスト削減やコーヒー豆の仕入れの安定化などで統合のメリットが大きいと判断したとみられる。(ニューヨーク=西邨紘子)

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