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同性婚、米大統領が一転支持 再選にらみ表明

保守層の反発必至

【ワシントン=中山真】オバマ米大統領は9日、歴代米大統領で初めて同性愛者の結婚を支持する方針を明らかにした。同性婚は11月の大統領選の争点の一つで、米国でも賛否が割れている。オバマ氏は前回2008年の大統領選では反対の立場を示したが、同性婚を支持するリベラル派の基盤固めを優先し方針を転換した。ただ、保守層の反発は必至。中間層のオバマ離れを招く可能性もはらんでいる。

米ABCテレビのインタビューに応じるオバマ米大統領(テレビ東京)

米ABCテレビのインタビューに応じるオバマ米大統領(テレビ東京)

オバマ氏は米ABCテレビのインタビューで、「私自身が一歩前進し、同一の性同士のカップルが結婚できるようになるべきだとはっきり言うことが重要との結論にいたった」と語った。ただ、法的な位置づけは連邦レベルではなく各州が決めるべきだと示唆。ニューヨーク州など州レベルで進む同性婚に関した法整備の動きを見守る考えを示した。

ギャラップ社が8日に発表した世論調査では同性婚に賛成との回答は50%だったのに対し、反対は48%に上った。同性婚への支持は緩やかに広がりつつあるものの、なお米国世論は割れている。

こうした事情をふまえ、オバマ氏は同性愛者への差別には反対する一方、「結婚そのものは異性間であるべきだと信じている」などと発言。同性愛者の支持を獲得しつつ保守派の反発を最小限に抑える道を探ってきた。

ただ、大統領就任後のオバマ氏の政権運営が中道色を強めたことにリベラル層が反発を強めていたことも事実。再選を盤石にするためにもリベラル派の支持を取り戻す政策アピールが必要との判断に傾いたもようだ。

オバマ氏の同性婚支持表明に対し、共和党の大統領候補となるロムニー前マサチューセッツ州知事は、反対の考えを改めて表明した。今後も、個別の政策の焦点を巡り、大統領選をにらんだ両者の態度表明が相次ぎそうだ。

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