米HP、株価一時10%高 CEO「14年度は売上高安定」

2013/10/10付
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【シリコンバレー=奥平和行】9日の米株式市場で、米IT(情報技術)大手ヒューレット・パッカード(HP)の株価が一時、前日比10%近く上昇した。同日のアナリスト向け説明会でメグ・ホイットマン最高経営責任者(CEO)が「2014年10月期は売上高が安定する」と発言。収益悪化の懸念が後退したことが好感された。

株価は一時、前日比2.01ドル(9.7%)高の22.76ドルまで上昇した。HPはパソコン事業の苦戦などが響き、5~7月期まで8四半期連続で減収が続いている。当初は14年10月期に売上高が増えるとしたが、経営環境の悪化を受けて8月に「増収は不可能」と軌道修正。株価はこの2カ月間で約20%下落した。

14年10月期は「今期と同様に公共部門の投資抑制が続く」(キャシー・レスジャック最高財務責任者=CFO)と逆風を予想。一方で、注力するクラウドコンピューティングやビッグデータなどの分野で一定の成果を見込む。実質1株利益は3.55~3.75ドルと、市場予想(3.63ドル)並みの水準になるとの見通しを示した。

ホイットマン氏は有利子負債の削減などCEO就任後の成果を強調しつつ「まだやるべきことが多く残っている」と指摘した。米マイクロソフト(MS)がタブレット(多機能携帯端末)に参入したことなどを念頭に、「MSやインテルなど、かつてのパートナーが競争相手になりつつある」と説明。IT業界の環境が大きく変わっているとの認識を示した。

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