エルニーニョ現象が影響か 世界異常気象
[有料会員限定]
各地の異常気象の原因は、偏西風の大きな蛇行や昨夏から今春まで続いた「エルニーニョ」現象の間接的な影響との見方がある。中国では豪雨が発生したが、東京大学の山形俊男教授は「海水が温まって気象に影響を与える蓄熱効果が働き、インド洋北部の水温が高くなり、湿った風が中国に回り込んだ」ためとみている。パキスタンの洪水にも関係しているという。
エルニーニョ現象とは、太平洋東部熱帯海域の海面水温が通常より高くなる...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り215文字