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プーチン大統領がクリミア入り 「領土」既成事実に

編入後初、戦勝式典に出席

ロシアのプーチン大統領は第2次世界大戦の勝利を祝う記念日に当たる9日、ウクライナ南部のクリミア半島を訪れた。プーチン氏が同地を訪問するのは3月に一方的に自国に編入して以降、初めて。同半島の軍港セバストポリで、クリミア半島をナチス・ドイツから解放した70周年と戦勝69周年を祝う式典に出席。同半島が「ロシア領」になったことを誇示した。

クリミア半島で行われた第2次世界大戦の戦勝式典に出席したプーチン大統領(9日)

クリミア半島で行われた第2次世界大戦の戦勝式典に出席したプーチン大統領(9日)

クリミア半島の訪問に先立ち、軍最高司令官のプーチン大統領はモスクワ中心部の赤の広場で恒例の軍事パレードに出席した。「まさしくわが国がナチス・ドイツを穴に追い込み、完全に壊滅させた」と演説し、国民の愛国心を鼓舞する演説を行った。

愛国主義はプーチン政権に対する国民の支持を固めるための政治思想。プーチン氏はウクライナの過激な民族主義者を「ナチス」に例えており、民族派が加わるウクライナ新政権に対する強硬姿勢もうかがわせた。

一方、親ロ派勢力と政権側の治安部隊の対立で緊迫するウクライナ東部のマリウポリでは9日、戦勝記念日の集会に集まった親ロ派住民を政権派の部隊が銃撃。インタファクス通信によると、2人が死亡、8人が負傷したとの情報がある。

ウクライナの首都キエフでは9日、例年の軍事パレードは行われず、第2次大戦の記念碑への献花など控えめな式典となった。トゥルチノフ大統領代行は「平和を守り、我々の素晴らしい共通の家を発展させる」との祝辞を発表、分離・独立の動きを強める親ロ派をけん制した。(モスクワ=石川陽平)

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