2019年2月18日(月)

米元国務副長官、靖国参拝「終わったこと」
日中韓の対話期待

2014/1/9付
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【ワシントン=吉野直也】超党派でつくる日米国会議員連盟(会長・中曽根弘文元外相)は8日、米ワシントン近郊で米国のアーミテージ元国務副長官と会談した。アーミテージ氏は昨年末の安倍晋三首相の靖国神社参拝について「It is over(もう終わったことだ)」と伝えた。米国としてはこれ以上、積極的に介入せず、日中韓3カ国の自主的な対話に期待しているとの見方を示した。

アーミテージ氏は知日派の有力者で、党派を超えて米国の対日政策に影響力を持つ。政策提言「アーミテージ・リポート」は対日政策の指針として有名だ。議連は自民党から中曽根氏のほか、塩崎恭久、小坂憲次両氏が参加した。首相が参拝にあたって出した談話を手渡し、首相の真意を説明した。

アーミテージ氏は「民主的に選ばれた主権国家の首相が選挙の公約を果たした。もう終わったことだ」と語り、未来志向で日米関係を考えるべきだとの立場を強調した。そのうえで「経済が何より大事だ。それにより日米同盟を強化し、日中・日韓の関係改善を進めるのが望ましい」と訴えた。

アーミテージ氏の発言は、すきま風が吹きつつあった日米関係の修復のきっかけになる可能性がある。日米議連は11日までワシントンに滞在し、米連邦議員や政府高官に会い、日米関係について意見交換する予定だ。

首相の参拝を巡っては在日米大使館と米国務省が「失望」を表明し、あからさまに不快感を示した。ただ、「失望」の表明は中韓の反発を勢いづかせ、かえって日中韓3カ国の関係がぎくしゃくした面もあった。

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