2019年1月24日(木)

タイの洪水、日系入居の工場団地に退避命令

2011/10/9付
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【バンコク=高橋徹】タイ北部や中部を襲っている洪水被害は9日も拡大し、同日午後には新たにホンダやキヤノン、ニコンなど日系大手が多く入居する工業団地に退避命令が出た。洪水による同国内の死者数は260人を超し、地元メディアによるとインラック首相は11~12日に予定していたシンガポール、マレーシア訪問を取りやめた。豪雨がさらに続けば、首都バンコクが広範囲に浸水する恐れも出ている。

タイ工業省によると、退避命令が出た中部アユタヤ県のロジャナ工業団地は全域が浸水。入居する日系メーカーの話では、8日夕方に電源供給がストップし、9日になって退避命令が出た。復旧には時間がかかる可能性が高く、各社の生産活動には大打撃となる。

アユタヤ県では部品メーカーなどが入居するサハラタナナコン工業団地が4日から操業停止。部品調達に支障が出て、ホンダやトヨタ自動車が生産休止や減産を余儀なくされたが、被害はホンダの四輪車工場(年産能力24万台)などがある"本丸"まで及んだ形だ。

タイを縦断するチャオプラヤ川河口に位置するバンコクでも一部地域で冠水が始まっている。豪雨と上流ダムからの放水で水かさが増しているうえ、今月中旬にはタイ湾の大潮や台風接近が重なる恐れがあり、政府は警戒を呼びかけている。

タイでは例年、雨期が終わる10月中旬に雨量が増え洪水被害が出るが、昨年に続いて今年は7月から豪雨続きで、被害が深刻化している。

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